【プロが教える】初めてのギターの選び方!

「ギターを始めたいと思ったけど、楽器がない。」「ボロボロのギターで弾いてたけど、ちゃんとしたマイギターを買いたい!」

そんなあなたに、初めてのギターの選び方をお伝えしましょう!

ややこしい知識は省いて、最低限押さえるべきポイントだけに絞りました!ぜひ参考にしてください。

ギターの種類を決めよう!

ギターはギターでも、実はけっこう種類があります・・・!

大きくわけると3種類ですが、どのギターをやってみたいでしょうか?

アコースティックギター(通称:アコギ)

スチールの弦を張ります。いろいろな演奏スタイルがありますが、「弾き語り」がしたい人はアコギを選びましょう。

エレクトリックギター(通称:エレキ)

電気を使って音を大きくしたり、歪ませたりして演奏します。弦の張りはやわらかいので弾きやすい!軽音やバンドなどのイメージです。

クラシックギター(通称:クラギ)

ナイロン弦が張ってあり、やわらかい音が特徴です。ソロギターが主な演奏スタイルです。

どの種類のギターも、極めればとんでもなく凄い世界が待っています!

それぞれ細かい違いはありますが、最初は把握する必要ありません!

最大のポイントは音です!自分が好きだなと思った「音色」のギターをまずは始めてみましょう。

アコギ、エレキ、クラギの中から好きな音色のギターを選びましょう。

ギターを買おう!

やりたいギターのジャンルが決まったら、楽器を手に入れましょう!

この時に注意したいのは、一人でギターショップに行かないということです。

初心者の内は、楽器の良し悪しを判断できません。その状態で一人で楽器屋さんに行っても、途方に暮れて終わるでしょう。悪い場合は、店員さんに適当な楽器を売りつけられてしまうかもしれません。

ですので、必ずギター上級者の人と一緒に楽器店に向かいましょう。必ずです!

もしも誰も相談できる人がいない場合は、ネット通販で安い入門用の楽器を買いましょう!今は、安価な楽器のコストパフォーマンスがかなり上がってきています。

なんとなく大手の楽器店に行って、中途半端な楽器を手数料込みで買ってしまうより、レビューを参考にネットで買う方がほとんど損しません。

さて、あなたが信頼できるギター経験者を伴って、ギターショップに行ったと仮定しましょう!

その時に、何に注目して楽器を選んだらいいんでしょう?

1.店員はギターに情熱を持っているか?

実は、最初に見るべきは、楽器ではありません!あなたを担当する店員です!

その店員がギターを愛しているかどうかは、じっくり言動を観察していると、不思議となんとなく伝わってきます。

同じように、単にマージンが入るために楽器を売りつけようとしていれば、その雰囲気も伝わります。

必ず何件かショップを回って、ギターへの情熱が伝わってくる人から楽器を購入しましょう。

ギターを愛する人は、ギターを始めようとするあなたの味方になってくれます。

情熱が伝わってこない店員の営業トークにのせられてはいけません。その店員から楽器を買わないのであれば、その場限りのお付き合いです。これからのギターライフの充実のために、笑顔は保ちつつ、心を鬼にしましょう。

2.音に魅力を感じるか?

情熱を持った店員は、いろいろなことを親切に説明してくれるでしょう!

しかし、それらの専門知識は聞き流してもいいです。最初の時点では、理解する必要がないことがほとんどです。

とにかく、音を聞きましょう!

どんなに簡単なコードでも良いので、音を鳴らした時に「いいな」と感じるでしょうか?

もしも強く惹かれる何かを感じるならば、それが正解です!

最近はネックが曲がっていたり、ひび割れがあったり、チューニングが合いにくかったりする不良品はほとんどありません。

それなので、難しいことは全部気にしないで、音が魅力的だったらもうそれでいいです。

3.値段は10万円以内か?

最近は本当に生産技術が上がってきていて、10万円前後までのギターの質がとても高くなってきています。

もちろん、それ以上の値段のギターはそれだけ良いギターなんですが、服などと同じく、値段の分だけ性能が上がるわけではありません。

例えば「100万円のギターは10万円のギターよりも10倍良いギター」というわけではないです。

それなので、初心者の内は10万円以内のギターで十分楽しめます!高いギターは、腕が上がってきてからのお楽しみにとっておきましょう!

人と音と値段で選びましょう。

道具をそろえよう!

ギターが手に入ったら、演奏に必要な道具をそろえましょう。

どの種類のギターであっても、ギターケース(カバー)、チューナー、譜面台などは必要になります。

あなたが選んだのがアコースティックギターならば、ピックストラップを加えて購入しておきましょう。ピックは、弦をはじくために使い、ストラップはギターを立って弾くための肩紐です。

エレキギターであれば、ピックとストラップに加えて、アンプケーブルなどの機材が必要になります。

実は、この機材の種類が無限にあります!これについては初心者では判別不能です。素直に誰かのアドバイスを聞くか、もしくはオンラインで初心者セットをまるごと購入しましょう。

クラシックギターを選んだあなたは、足台爪やすり、そしてサンドペーパーを購入しましょう!

クラギは、座って演奏するので足台が必要です。また右手の爪を伸ばして弾くので、爪を整えるために爪やすりとサンドペーパーが欲しいところです。

逆にピックやストラップ、また電子機材などは必要ありません。

楽器だけでは足りません。演奏に必要なアイテムをそろえましょう。

アフターケアも大切!

ギターを続けていくと、アフターケアが必要になってきます。

弦は消耗品ですし、定期的に交換が必要です。また楽器本体もメンテナンスしたり修理したりする時がきます。

そんな時には、楽器を購入したギターショップに相談できると安心です。

そういう意味でも、最初にお世話になる店員さん選びは大切なんですね。

アフターケアのためにも信頼できる店員と出会っておきましょう。

ギターが手に入ったあなたは無敵です!・・・と言いたいところですが、初心者の内は派手なことはなかなかできないでしょう。

まずは教則本に則ってやってみたり、Youtubeで初心者に教えている動画を探してみたり、先生に習いに行ってみてください。

情報を集めながら練習を続けていけば、これから進む先のイメージが見えてくるはずです。

ギターは一生楽しめる楽器です。自分のペースでゆっくり取り組んでみましょう!