最近、ギターを始めてみた人も、長らく独学でやってきた人も、初めて先生についてギターを習うのはいろいろ不安があるでしょう。
今回は、ズバリ!「失敗しないギター教室選び」について、簡単な基準をお伝えします!
レッスン料金
当たり前ですが、料金は大切です。月謝制であれば、毎月支払うことになるので、負担に感じない額でないといけません。
しかし、相場に比べてあまりに安すぎる教室はやめておきましょう。
安いのには必ず理由があります。
ギター講師はどんな生徒にも時間を割いて、その対価としてお金をもらっています。理由もないのに「安くしますよ」とは言いません。
音楽教室の料金相場ですが、プライベートレッスンだと60分6000円程度です。
また、レッスン代以外に、入会金、教材費、交通費、スタジオの利用料、発表会の参加費用など、さまざまな場面でお金が出ていきます。
総額でいくらぐらいになるのかを、事前にイメージしておきましょう。
支出の合計額を相場と比べておきましょう。
先生の資質
やさしそう、とか、凄そう、なんとなく性格が合いそう、といった第一印象に惑わされないようにしましょう。長く続けていくと、最初の印象は裏切られることが多いです。
また、とても上手いプレイヤーが必ずしも良い先生ではありません。下手なプレイヤーが良い先生であることはまずありませんが、どんなに上手かつ有名であっても、先生としては今一つ、ということはあります。
それなので一番大事なのは、こちらの話を聞いてくれるかどうか、です。
質問に対して、的を得た答えが返ってくるでしょうか?
どんなにギターが上手でも、コミュニケーションが取れない先生の元では、なかなか上手くなれません。
特に個人教室の先生は、仕事の環境からして独善的になりやすいと言えます。第一に会話が通じる先生かどうかを見た上で、それに加えて、上手くて、やさしくて、丁寧で、誠実で、etc・・・だったら言うことありません!
人の話を聞ける先生を選びましょう。
ジャンル
ギターと一口に言っても、さまざまなジャンルがあります。
ジャズ、ブルース、ファンク、フュージョン、ポップス、ハードロック、ヘヴィメタル、クラシック、フラメンコ、ボサノヴァ、ラグタイム・・・
自分がやりたいジャンルを専門にしている先生でしょうか?少なくとも、そのジャンルで使用されるギター(アコギ、エレキ、クラギ)を専門に学んだ先生を選びましょう。
時たま、全てのジャンルを教えられますという先生がいらっしゃいますが、とても稀です。
先生の専門ジャンルを確かめるようにしましょう。
先生の専門とあなたのやりたいジャンルを合わせましょう。
お手本を演奏してくれるか
その先生は、目の前で実際に演奏してくれるでしょうか?
自分よりも圧倒的に上手な演奏を間近で見るのは、とても良い刺激になります。これはレッスンに行くことで得られる大きなメリットです。
魅力的な演奏を聞いていると、自然に自分もそのような基準で演奏しようとします。そういったイメージを持って練習するので、上達速度がまるで変わってきます。
実は、お手本を目の前で見せてくれる先生はそれほど多くはありません。このポイントはしっかりと押さえておきましょう!
いつでも弾いて見せてくれる先生を選びましょう。
自宅からの距離
これはバカにならない条件です。月に何回も通うことになるので、家から近いかどうかは続けられるかどうかを大きく左右します。
練習はサボってしまっても、レッスンに通い続けることで少しずつ上達します。
実は、レッスンに通う目的の半分はこれにあると言っても過言ではありません!
一人では途中で投げ出してしまいがちですが、先生についていれば何とか上達し続けられます。
通いやすい場所の教室を選びましょう。
例えば、個人的には大手の音楽教室はおすすめしません。料金が割高かつ、専門性の高い先生は少なく、お手本も演奏してくれない場合が多いからです。
また個人教室に行く場合も、先生の一方的な雑談が多かったり、ほとんどお手本を演奏してくれなかったりする場合は、やめておきましょう。
しかし、もし良い先生に巡り合えたなら、自分では乗り越えられない壁を突破してぐんぐん成長できます!
この記事を読んでくださったみなさまが良い先生に出会えることを祈っております!