ギター初心者がうまくなるための5つのヒント

「ギターを始めたけれど、何から始めたら良いかわからない。」「教則本や曲集を買って適当に弾いてみてるけど、やり方は合ってるんだろうか?」そんなお悩みをお持ちの方に、プロギタリストがわかりやすくお答えします!

あなたがギター初心者ならば、次の5つのポイントに気を付けることで、効率よく上達していくことができます!

楽譜を読む

少しずつでも楽譜の読み方を知りましょう。

五線譜ト音記号、音符は全音符(休符)から八分音符(休符)ぐらいまで、拍子は4/43/46/8ぐらい知っておけば大丈夫です。教則本や楽典などで確認しておきましょう。

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楽譜が読めないデメリットは意外に大きいです。

中でも、手癖で弾ける曲だけ弾いてしまい、練習する曲が一辺倒になりがちなのが一番の問題です。

色々な種類のフレーズを弾かないと、なかなか上達はできません。たくさんの曲にふれるためにも、少しずつでも楽譜に慣れていきましょう。

ちなみに、クラシックギター以外のジャンルでは、楽譜は読めないけどギターはめちゃくちゃ上手いという人がいますが、とても稀です。またそういう人でもTAB譜(簡単な楽譜)は読めたりします。

色んな曲を弾くためにも楽譜を読めるようになりましょう。

基礎練習

楽譜を読む練習もかねて、簡単な音型だけの基礎練習をやってみましょう!

単音だけのアルアイレ、アポヤンド、簡単なスケール、アルペジオ、スラーなどなど。

それぞれ少しずつで良いので、きれいな音が出せるようにリラックスして弾いてみてください。

特に初心者の頃は、曲に入る前に5分から10分基礎練習をすると、上達が早くなるでしょう!

単純なエクササイズを使ってきれいな音を出す練習をしましょう。

自分のレベルに合った選曲

やりたい曲があるのは素晴らしいことですが、初心者が最初から有名曲を弾けるようになろうとしても、上達が遠のいてしまいます。

やりたい曲に挑戦する前に、自分にとって簡単だと感じられる曲やエクササイズをたくさんやってみましょう!

赤ちゃんは立ち上がる前に、寝返りやハイハイ、座る練習をたくさんします。それを通じて、立つために必要な基礎がつくられるわけです。いきなり立って歩く練習をする赤ちゃんはいません。それと全く同じです!

特に自分がすでに知っているメロディーだったりすると、楽譜を読むハードルも下がります。とにかく、初心者の時は難しいことに挑戦しないようにしましょう。

自分にとって簡単な曲を弾きましょう。

いろいろな曲を弾く

「ある程度、弾けるようになったぞ!さあ、弾きたかった曲に挑戦するぞ!」

その意気や良しですが、実は、難しい曲にいきなり挑戦して、ある程度弾けてしまうのは「ギターあるある」です。

本当は弾けていないんですが、音をひろいながら繰り返し練習することで、指の形で覚え、弾けた気分を味わうことはできます。

しかし、それでは一曲を通して演奏することはできないし、人前で演奏するなんてもってのほか。さらに、少し練習をサボると、すぐに忘れてしまいます。

これは基礎能力がないために起きてしまう症状です。この状態でギターを続けていると、いつかは楽しくなくなってしまいます。

それなので、自分が弾きたい曲を練習するのと同時に、基礎的な初歩の曲を毎日練習するようにしてください。

この時に気を付けてほしいのは質よりも量をこなすということです。完璧に仕上げなくてもよいので、初見でも弾けるようなシンプルな曲をたくさん、とっかえひっかえ弾いていきましょう。

そうすることで、知らず知らずのうちに本当の基礎力がついていきます。

基礎力をつけるために質よりも量をこなしましょう。

先生を探す

これを言ってしまうと元も子もありませんが、やはり初心者の頃は、先生に教わった方がめちゃくちゃ早いです。

教材やYouTubeなどを参考に独学で進められないことはありませんが、右も左もわからない時は簡単なことにつまづいてしまうこともあるでしょう。

最初の導入時期を乗り越えてしまえば、独学で続けられる可能性はぐっと上がります。

初心者の時だけでも、上級者の人に直接教えてもらったり、教室に行って習ったりすることをお勧めします。

初心者の時ほど良い先生が必要です。

ギターを始めたからには一生楽しみたいですよね!

上手くなっていくペースはひとそれぞれ。リラックスして、日々のギターライフを楽しんでいってください。

好きこそものの上手なれ。きっと憧れの曲を素敵に演奏する未来が待っています!